世界を旅することになる - DJI Mavic Mini
"ドローンを飛ばす理由は、人それぞれ。
だけど大事なのはワクワクしながら飛行すること。"
DJI Mavic Mini official siteより
11月よりDJIより発売され、日本のみならず世界でも話題となっているDJI Mavic Mini.
『いろんな国で家族とともに、今までとは違った視点での映像を残したい』
というワクワクをもって購入させていただきましたので、購入するにあたり調べたことをまとめていきたいと思います。
DJI Mavic Mini
DJIとは
ドローン市場において約7割のシェアを占めており、ドローンといえばDJIといわれるほどの人気と知名度を誇っている中国のドローンメーカーです。
「Phantom」「Mavic」「Spark」の3つのシリーズのドローンがメインとなりますが、MavicシリーズでもさらにPRO PLATINUM,PRO,AIR,2ZOOM,2PRO,MINIと6ラインナップと種類が多いので目的別に好みのものを選んでいただければと思います。
ドローン以外にも、ジンバルの技術を生かしたOSMO MOBILEシリーズや、Go ProのようなOSMO ACTION、手軽なカメラOSMO POCKETなどドローンだけではなく、カメラシリーズも人気のメーカーです。
Mavic Miniのスペック・ラインナップ
発売元 | |
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製品名 | Mavic Mini(マビックミニ) |
キャッチコピー | 初めての空飛ぶカメラ |
予約開始 | 2019年10月31日(木) |
価格 | 通常版:46,200円(税込) フライモアコンボ:59,400円(税込) |
重量 | 199g |
サイズ(展開時) | 245×290×55mm |
サイズ(折りたたみ時) | 140×82×57mm |
カメラセンサーサイズ | 1/2.3インチCOMS |
有効画素数 | 12MP |
レンズ画角 | 24mm |
絞り | F2.8固定 |
動画性能 | 2.7K 25/30fps フルHD 25/30/50/60fps |
カメラジンバル | 3軸ジンバル |
最大飛行時間 | 18分 |
最大風速抵抗 | 7.9m/s |
専用アプリ | DJI Fly |
バッテリー | 種類:Lipo 2S 容量:1100mAh 重量:50g |
映像伝送システム | 拡張Wi-Fi |
Mavic Mini 通常版 46,200円(税込)
- Mavic Mini(マビックミニ)本体
- 送信機:コントローラー
- 専用バッテリー:1個
- 充電ケーブル
- 予備のプロペラ1セット
- 予備のプロポスティック
- 小型ドライバー
Mavic Mini フライモアコンボ 59,400円(税込)
- Mavic Mini(マビックミニ)本体
- 送信機:コントローラー
- 専用バッテリー:3個
- バッテリー充電器
- 充電ケーブル
- プロペラガード
- 専用ケース
- 予備のプロペラ3セット
- 予備のプロポスティック
- 小型ドライバー
上記のように2つのラインナップがありますので、どちらを購入しようか考えたときに
- 初めてのドローンのため、ぶつけて壊してしまうリスクを減らすためプロペラガードがあった方が良い。
- 旅行時にケースがあった方が運びやすいし、移動時の破損リスクを減らすため専用ケースがあった方が良い。
- 最大飛行時間が18分とありますが、ひとつの電池ですと実飛行時間12分くらいとの声がありましたので、長めの撮影をするためには電池を交換しながら使う必要がある。
以上の理由より私はFly More Comboを購入しました。
Mavic Miniの良いところ
一番の目的は海外での撮影使用なので、優先したのは軽さと携帯性でした。
その点、Mavic Miniは脚が折り畳めるので小さくなりますし、本体が199gという軽さなので携帯性は抜群です。
また、撮影が目的なので当然画質の良さも重要となってきますが、本気は2.7Kで撮影ができるため、画質はじゅうぶんですし、高画質3軸ジンバルカメラやGPSを搭載しているため画像が滑らかで安定感も高いのも素晴らしいです。
また、本体が199gというのが絶妙で、日本の航空法の規制対象は200g以上のドローンですので、199gの本機は航空法の対象外ということになります。
しかし、日本でどこでも飛ばせるというわけではありませんので下記法律にご注意いただければと思います。
日本でのドローン規制
小型無人機等飛行禁止法
皇居、最高裁判所、国会議事堂などの国の重要施設の周囲300mはドローンを飛ばせません。
また、空港などの周辺上空、地表や水面から150m以上の高さの空域、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会時の飛行も禁止されています。
上記のような環境でドローン飛行をした場合は、それがたとえ200g以下の機体でも、規制違反として罰される場合があります。
電波法
「技術基準適合証明(技適マーク)」を受けていないドローンを飛ばすことも禁止されています。技適マークの無いドローンを飛ばす場合は、無線局の開局免許状を取得しなければなりません。輸入品のドローンは技適マークがついていないものもありますので、確認が必要です。
プライバシー権の侵害、肖像権の侵害、個人情報保護法違反など
個人が特定できてしまう情報を空から撮影してしまった場合は、思わぬところでプライバシー権や肖像権の侵害、個人情報保護法などに該当する恐れがあります。
このほかにも、河川法、道路交通法、文化財保護法といった法律から、空港や海上での飛行、公道での飛行、河川区域の飛行も注意が必要です。
自治体の条例
例に挙げると、東京都では2015年より、東京都立の公園・庭園(全81カ所)でドローン飛行を全面禁止しています。
このように各自治体の条例でドローンを規制していることがあるため、飛ばす場所の条例を確認してからドローンを飛ばしましょう。
ドローンの規制は事故や問題が起こるたびに変化していっております。法律や条例をしっかりと確認して事故などが起こらないよう各自が注意をしていただければと思います。
世界でのドローン規制
世界各国のドローン法規制の情報をGoogle Map上にマッピングしてくれているマップです。
地図上に表示されているアイコンの色の意味は以下の通りです。
- 緑: ドローン使用が一般的に許可されている。
- 黄色: ドローン使用が制限されている、もしくはなんらかの複雑な登録プロセスが必要とされる。
- 赤: ドローンの持ち込みまたは使用が禁止されている、もしくは厳重に制限されている。
- グレイ: データなし。mまたはUAV/ドローン使用に関する法規制が未だ存在しない。
こちらあくまでも目安となりますので、実際に海外にてドローンを飛ばす際は航空管轄当局などのウェブサイトにて詳細を確認することが必要となります。
Mavic Miniの良くないところ
お気に入りのMavic Miniですが、敢えて良くないところを書かせていただきます。
使用していく中で少し気になること、それは飛行時間の短さです。
最大飛行時間18分となっておりますが、通常使用ではやはりそこまではもたないですし、飛ばしているとどんどんと電池残量が減っていくので、少なくなってくるとドキドキしてしまいます。日本版は海外版に比べ、軽量化のために電池容量が少なくなっていますので仕方ないとは思いますがもう少し飛行時間が延びると嬉しいです。
飛行機への持ち込み
ドローンを持って飛行機に乗る際、どのようにすれば良いか不明な方もいらっしゃると思いますのでご参考にしていただければと思います。
ドローン本体は基本的には、機内持ち込みでも預け荷物でもどちらでも大丈夫です。しかし注意が必要なのはバッテリーとなります。機内持ち込みは可能となりますが、預け荷物にすることはできないので本体とともに機内持ち込みにするか、本体を預け荷物にしたい場合はバッテリーのみはずし機内持ち込みで飛行機に乗っていただければと思います。
DJI Mavic Mini まとめ
ドローン業界のトップを走るDJIより新しく発売されましたMavic Mini,
優れた携帯性と高性能カメラ機能、日本の航空法規制対象とはならない重量にて、本格的な空撮映像を手軽に撮影できる素晴らしいこのドローン。
ルールを守り、安全を確認して使用することにより、楽しいドローンライフを送っていただければと思います。